2021年9月17日(金)
ベネズエラ・パタネモ産カカオ豆のチョコレート発売
ベネズエラ産カカオ豆のチョコレート
第2弾
2021年9月18日発売決定
※オンラインストアは9月23日より販売開始
Batch no.60 ダークチョコレート
ベネズエラ・パタネモ産カカオ豆68%
2020年よりFOOD ACTION PROJECTとして、「未来に残したい食文化」を発信する活動を行ってきました。農薬をなるべく使わない山陰の食材や、食材をより美味しく感じさせる器、カカオを使ったコース料理など、多くのみなさまに楽しんでいただけたと思います。
今回は、いつもと違ったルートから仕入れたカカオ豆を、チョコレートにし、
カカオ豆がどんなところで栽培されていて、
どんな人たちが関わっているのか、
少しでも関心を持って頂くことを目的に販売する新しい試みです。
カリブ海に面したベネズエラ中央部に位置するパタネモ村で育てられたカカオ豆。
2019年、生産者と直接繋がりを持ちつつ、日本に拠点を置いたベネズエラ産カカオ豆の販売業者SABASEBA株式会社が設立しました。ゼネラルマネージャーのAlejandro(アレハンドロ)さんによると、カカオ豆の生産から販売までをすべて管理するトレーサビリティシステム(商品がどのような場所で作られ、流通し、販売されているのかを把握するための仕組み)を導入して、品質の高いカカオ豆を適正価格で販売できるよう取り組んでいるそうです。
南米北部に位置するベネズエラは、カカオの木の起源と言われ、クリオロ種と呼ばれる大変希少な種類のカカオ豆が生産されています。シナモンやナツメグのような甘い香辛料の香りが特徴で、りんごやマスカットのようなクリアな酸味も感じられ、非常に上品なフレーバーは他のどの産地にもない独特の雰囲気が漂います。
カカオ豆は低価格で取引させられ農家の貧困問題は深刻な問題としてよく耳にします。私たちがチョコレートを作る時、市場価格の2倍以上の価格でカカオ豆を購入し、それがきちんと農家の方に還元されるルートで輸入してきました。それでも、現地の状況がどのように改善されているか、実際の声を聞くことは困難でした。
ベネズエラの農家さんに品質の高いカカオ豆を作るための技術提供や販路開拓をされるベネズエラ出身のアレハンドロさんと出会い、詳しく現地の様子を聞くことで、この取り組みを少しでもみなさまに知って頂きたいと思い、チョコレートを製作いたしました。
今後も引き続き、アレハンドロさんと一緒にベネズエラ産カカオ豆のタブレット(板チョコレート)を何種類か製作します。
SABASEBA株式会社